新しいカタチの乳歯ケース
「はっしろちゃん」
ご覧いただきありがとうございます!
赤ちゃんの歯(乳歯)は生後6カ月くらいで生え6歳頃から大人の歯(永久歯)へ生え替わります。
我が子の「はじめての歯」が生えだした時にワクワクし、それが抜けた時、抜けた歯が愛おしく思うと思います。手のひらの中でキラキラと輝き、子どもからの贈り物まさに宝物です。
「抜けた子どもの歯を残す」という新しい習慣が広がってきています。「はっしろちゃん」はただ記念として残すだけでなく、歯が抜けるまでの時間を家族で楽しんでほしいと思っています。
「はっしろちゃん」は
①やさしくぎゅーっととするように大切に保管できるようにこだわりの素材を使用しています。
②虫歯予防のためのミニ絵本がついてます。
子どもが歯がぬけることが楽しくなるかも⁉
子どもがハミガキしたくなるかも⁉
子どもが歯がぬけた夜が楽しみになるかも⁉
③手刺繍なので、世界にひとつだけの作品です。
「はじめての歯」を家族で楽しい思い出に!
子どもと楽しく虫歯予防ができたら、子育てを楽しめると思っています。そして、その思い出が記憶となり、子ども自身が子育てした時に役に立ってくれることを願っています。
お友達の出産、お孫さんの誕生のお祝いにおススメです!
産後で忙しいママに子育てが少しでも楽しくなるグッズをプレゼントしてみてはいかがでしょう?ひと味違ったギフトになりますよ。
「抜けた子どもの歯を残す」
という新しい習慣が広がってきています。
その背景には、住環境など生活様式の変化が関係していると思います。昔から日本には子供の歯が抜けると、永久歯が丈夫に生えてくれるよう、下の乳歯は屋根の上へ、上の歯は縁の下へ放り投げる風習があります。
住環境が変わりマンション住まいの人が増えてきた現代では、乳歯が抜けたら捨てずに大事に保管しようとするご家庭が増えてきています。子どもの歯を記念として大切に残したいという想いだと思います。年々、歯と全身の健康との関係について注目されてきています。子どものうちから虫歯予防をに取り組むことが大切だといわれてきています。なぜならば、乳歯の健康を保つことが乳歯のかわりに生えてくる永久歯の発育にも大きく影響するからです。
歯は大事‼
歯の健康が全身の健康に影響すると気付く時は大人になってからです。だからこそ、子どもが小さいうちから歯の話を家族でしよう!虫歯予防につなげよう!そして、思い出に残そう!
【 意匠登録番号第1624140号取得 】
【 商標登録番号第6276203号取得 】
【 はっしろちゃんの楽しみかた 】
1.歯がはえてきました!ニョキっとあらわれます。
2.生えた日を記入しましょう!意外と忘れてしますものですよ。
3.やわらかい素材なので、思わずぎゅ~っと。手ににぎらせてハミガキさせても楽しいですよ。
4.オリジナルミニ絵本で読み聞かせしてみましょう!子どもが歯に興味を持つきっかけにピッタリですよ。※画像のミニ絵本は初期版を使用しています。現在の絵本は本のかたちが違います。内容は同じです。
5.歯が抜けました!グラグラにオロオロする姿もまた可愛いですよ♫
6.抜けた日を子どもに記入してもらいましょう!子どもの文字もまた記念になりますよ。
7.抜けた歯をはっしろちゃんに入れましょう!真ん中の切れ目に抜けた乳歯をいれます。中綿が入っているので、やさしく大切に保管できます。
8.枕の下にはっしろちゃんを置いて眠りましょう!歯の妖精さんはやってくるかな?次の日の朝、プレゼントが楽しみだね。
9.お父さん、お母さん、子どもの喜ぶプレゼントを用意してくださいね。ご家族で「ワクワク」を楽しみましょう!
10.通過儀礼が終わったら、白い布をキャンパス代わりに感想を子どもに記入させてみましょう。素敵な思い出になりますよ。
- ミニ絵本について
ミニ絵本は、歯が抜けた日の夜に歯の妖精がやってくるお話です。
「はっしろちゃん」はその歯の妖精さんとお友達です。
主人公の子どもは虫歯になりたくないと妖精さんのためにハミガキを頑張ります。何のために頑張るのか?
それは読んでのお楽しみです!
抜けた日の夜は、プレゼントを用意してご家族で盛り上がりましょう♪
★西洋の抜けた乳歯を枕の下に置いて眠ると、歯の妖精がやってきて乳歯を持って行く代わりにお金やプレゼントをくれるという言い伝え参考しています。子どもたちはこのプレゼントをとても楽しみに眠るそうです。
- 素材について
ふんわりとした肌触りの生地に手刺繍をほどこし、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。こだわりの素材が子どもからの贈り物、抜けた乳歯を優しく大切に保管します。
外側の生地:手に馴染む柔らかなふわふわ6重ガーゼ(日本製)
内側の生地:滑らかでしなやかな肌触りのスーピマコットン(日本製)
紐:革(日本製)
刺繍糸:DMC25番(フランス製)
中綿:オーガニックコットン(日本製/インド原綿)
※中綿に小さな黒いつぶつぶとしたものが付着している場合がありますが、これは汚れではなく綿花のかけらであることをご理解ください。
【 商品の内容について 】
子どもが歯に興味を持つきっかけ作りにミニ絵本がついています。読み聞かせをしながら、楽しく虫歯予防を応援します。
日本語版と英語版があります。
革紐、刺繍糸はカラーバリエーションが楽しめ兄弟、姉妹で楽しめます。
【 はっしろちゃんの名付け親は娘ちゃん 】
どうしようかと悩んでいると
虫歯のない白い歯だからはっしろちゃん!
娘ちゃんの閃き、いただきました!
子どもの発想力大好きです。ありがとね♥
【 はっしろちゃん誕生秘話 】
「はっしろちゃん」誕生の裏には
私の虫歯のない白い歯への憧れが強く関係しています。
私は小さい頃、虫歯が多く歯医者さんに通いつづけていました。
大人になっても、それは変わらず。。。
前歯は差し歯にインプラント。
奥歯は銀歯がギラギラと輝いています(笑)
子どもが産まれると
虫歯のない白い歯への憧れは執念?へと変貌を遂げてゆくのであります。
虫歯予防についてネットで検索し、実践し
歯科検診も定期的に通い続けています。
その甲斐あってか、今のところ
子どもの歯は虫歯がありません。
初めて子どもの歯が抜けた時
その小さい小さい歯は、手のひらの中で
キラキラと輝きを放っていました。
私にとって宝物となりました。
この宝物を大切にしまっておきたい
と強く思ったことが
「はっしろちゃん」誕生に繋がります。
ハンドメイドマーケット『minne』で販売中!!
【 おすすめの歯の絵本を紹介 】
1. せかいの こどもたちの はなし 「はが ぬけたら どうするの?」
作:セルビー ビーラー 絵:ブライアン カラス
石川 烈 (監修)こだま ともこ (翻訳)
出版社: フレーベル館
乳歯が抜けたとき、その歯をどうするのでしょう? 世界中の風習を楽しいイラストとともにつたえてくれます。国際理解にも最適な一冊です。
2. はのはのはなし
作:中西翠、絵:山本孝
出版社: アリス館
歯が痛むので、鏡を見てみると・・・歯から葉っぱが出ていました!こっそり育ててみる事にしました。先生に聞いて、葉っぱに太陽の光や栄養を与えて行くと、少しづつ葉っぱが増えていきます。そして、できた実は!? とっても想像力が広がる面白い絵本です。
主人公のこうたの表情がたまりません。歯に葉っぱがはえること自体なんともいえないのに、実まで育つなんて!なんともユーモアたっぶりです。
そのユーモアに私もつきあいたいと思ってしまいました。
3. わにさんどきっ はいしゃさんどきっ
作/絵:五味太郎
出版社: 偕成社
虫歯が痛いわにさんと治療をする歯医者さん。同じ場面で同じ言葉が両方の口から出ます。それぞれの心理の違いを絵で表現したゆかいな絵本です。五味さんの絵がとっても素敵です。見ているだけでも楽しめます。そして言葉のセンスにこちらがどきっ!子どもに歯磨きの大切さを教えるのにピッタリです。わにさんとはいしゃさんの両方の気持ちが同じ言葉で表現されている絵本はおそるべし。
4. は、は、は、歯のおはなし歯科詩集
作/絵:やなせたかし
監修:日本歯科医師会会長 大久保満男
出版社: かまくら春秋社
「こんな詩集、今まで読んだことがない! ! 」 やなせたかしのリズム感にあふれる詩を、声にだして読みながら、そして、絵をみて楽しみながら、さらに親子で歯のことを学べるいまだかつてないユニークな詩画集です。親子で楽しみながら歯の知識も身につき、ためになるQ&Aも付いています。
詩の内容にあった挿し絵を見ているだけでも楽しいのにきちんと歯の勉強もできてしまう。リズム感のある詩なので子どもと楽しく読めますよ〜ぉ。全部で29詩。どれも楽しく、ほ〜ぉと納得してしまうとっても楽しい詩集です。ハハハハハ😊
5.むしばいっかのおひっこし
作/絵:にしもとやすこ
出版社:講談社
虫歯のヒミツ、知りたくない?
「むしばいっか」はお父さんとお母さん、お兄ちゃんと妹の4人家族。でも、いっかは「はみがき」のせいで食べものがなく、毎日お腹を空かせていました。お父さんは、家族の命を守るため、引越しを決意するのですが……!? 子どもなら誰もが気になる、「虫歯ってどうしてできるの?」という疑問をユーモアたっぷりに描いた絵本です。
引越しするからむしばふどうさんがあったり
引越ししたいからお父さんは貯金もしてる
この設定がまず面白い。
そして、新生活のエンジョイっぷりは快適そのもの🎵
のはすが。。。むしばいっかのライフスタイル
羨ましい気もしないでもない。
6. ヘンテコはみがきこ
作/絵:みやにしたつや
出版社:学研プラス
へんテコなものばかりを発明する、ヘンテコかいじんが発明したのはヘンテコはみがきこ。ヘンテコはみがきこのりんご味で歯をみがくと顔がりんごに、バナナ味で歯をみがくと顔がバナナになっちゃった! 町のみんなもヘンテコはみがきこを使っていたから、町じゅうが大さわぎに!
ヘンテコはみがきこがあったら使ってみたいなぁと思うけど本当にスーパーで買ってしまって、いきなり自分の顔がリンゴなんて!怖すぎる。いや、意外に面白かも。色んな顔になってみたいかも。
ちょっとヘンテコだけど自分の好きなもの面白そうなものに子どもは好奇心旺盛で興味をもち、まずやってみるから面白い。
ヘンテコって案外素敵かも。
ヘンテコにつきあって最後は。。。 はみがきに興味をもつきっかけになりそうな絵本です。
7. はみがきさん
作/絵:せなけいこ
出版社:ポプラ社
まいあさ おひさま でるときにはみがきさんが やってきます。
「さあ、みがきましょう!しゅっ しゅっ しゅっ」
ぞうさんも、らいおんさんも、うさぎさんも みーんな みがくなら、あたしだって みがきます!まねっこしながら、はみがきがたのしくなる 、大人気 せなけいこさんの絵本です。
絵本を読んだ後は、しゅっしゅっしゅっとついつい私も真似してはみがきしてました。笑
しかし、最後のオチが面白すぎます。笑
8. 歯いしゃのチュー先生
作/絵:ウィリアム・スタイグ
出版社:評論社
ネズミのチュー先生はうでききの歯いしゃさん。でも、きけんな動物のちりょうはしません。ところがある日、キツネのしんしが、いたむ歯をおさえてなきながらやってきた。かわいそうになった先生は…。キツネに食べられそうになるチュー先生。ぶじにちりょうは終わるのでしょうか?
どんな動物も歯が痛くなってしまう。そんな痛みをネズミのチュー先生が直してしまう!けれども動物なので弱肉強食、食物連鎖があるわけで、、生死をかけて仕事に挑むチュー先生は奥さんと力を合わせます。ユーモアたっぷりの結末は?
9. きらきら は・は・歯
文:室井滋
絵:長谷川義史
出版社:世界文化社
よしおの家族は皆、歯のトラブルに悩んでいた。ぎざぎざの真っ黒、歯槽膿漏、歯石・・・・。隣に住むケントの家族はいつでも歯がぴかぴかで幸せいっぱい。よしお家族は、ケント家族の様子をこっそり見に行くことに。虫歯を予防するには、どうすればいいかが、よくわかるお話です。監修の熊谷崇氏は、予防歯科の第一人者です。
子どもに虫歯予防の大切さを教えたい時にピッタリな一冊です。室井滋さんのユニークなお話と長谷川義史さんのユーモアたっぷりな絵が子どもの想像力をかきたてくれそうです。読み終わった後には、うん!歯磨きする!といってくれそうです⁉︎
よしお一家とケント一家の対比が面白いですよ。
10. はははのはなし
文/絵:加古里子
出版社:福音館書店
歯が痛くなると、大人だって泣いてしまいます。そんなに痛いなら、いっそ歯なんかなければいい?いえいえ、歯がなければごちそうだって食べられません。歯がごちそうをかみきり、すりつぶして、体の中に送ることで、栄養がとれるのです。じゃあどうして虫歯になるのでしょう。虫歯にならないためにはどうしたらいいのでしょう。歯の役割、虫歯になるメカニズムや歯みがきの大切さを、子どもたちにわかりやすく伝えます。
まず、ははは はっはっはっ
と笑い声からはじまります。
ついつい笑ってしまいます。
これで、子どもがひきこまれます。
もちろん大人もです。
虫歯ができる様子や
歯の大切さについて
色々教えてくれる内容です。
わかりやすい表現とイラストが
とても勉強になりますよ。
11. はがかちかち
作/絵:ジェーン・カブレラ
訳:くどうなおこ
出版社:小学館
にっこり わらうと はが きらり 「いーっ」と しても はが ぴかり ごはんの ときは よく かんで…… きょうは どうかな? かがみを みてね
イギリスの絵本です。色んな動物の歯を紹介してくれます。
ページをめくると、
はがいっぽんもない、かえる。
と始まります。
かえるの歯?どんなだっけと想像します。そして、そうね、ないね、と感心してしまいました。これは子どもの好奇心をくすぐると思います。次は?次は?とワクワクさせてくれます。
最後はきちんと子どもに自分の歯について考えさせてくれるというなんとも素晴らしい絵本です。絵の色使いがポップで可愛いです。手のひらサイズの大きさも子どもにピッタリです。
12. はがぬけたよ
作:安江リエ
絵:山口マオ
出版社:福音館書店
こうじが鏡の前でぐらぐらの歯を触っていると、お父さんが小さいころドアノッカーのライオンのわっかに糸をつないで抜いたという話をする。それを聞いたこうじは怖くなって、外に出た。すると、ワニや、ねずみや鯉などの動物たちに会う。不思議なことにその動物たちは、みな歯をライオンに抜いてもらった話をする。そして、最後にやってきたのは、ドアノッカーのライオン。さて、こうじはどうする?
主人公のこうじ君が歯が抜けるまでのお話です。読みながら、このユーモアさは夢落ちか?なんて思っていたら、きちんと最後に、こうじ君よかったね!となりました。こうじ君と一緒にワクワク、ソワソワしながら読める絵本です。最初と最後のイラストが繋がってるところもいい感じです。
13. はいしゃさんにきたのはだれ?
作:トム・バーバー
絵:リン・チャップマン
訳:ひろはたえりこ
出版社:小峰書店
イギリスの絵本です。
サムは歯医者さんが大きらい。虫歯があるので歯医者さんに来たけど、先生やお医者さんがなんと言ってもいすの下にかくれてしまって診察をさせない。すると、先生が今日診察に来た動物たちの話をはじめて……。 子供は歯医者さんが苦手だけれど、このマーガトロイド先生の歯医者さんだったら行くのが楽しくなるかもしれません。診察にやってくる患者さんは動物で、動物たちの話をしてくれるのです。しかも真剣に。ひとつひとつの話は面白おかしいものばかりなので、サムは知らぬ間に治療をしていくわけです。
14. はみがき、きらい?
作/絵:ママダミネコ
出版:ひさかたチャイルド
ぶたのポールはあまいおやつがだいすきです。でもはみがきはだいきらいなのです。あるひむしばをみつけたポールは、ゆうきをだしてはいしゃへでかけていきました。すると、むこうからおおかみがやってきて…。
ぶたのポールが勇気を2回出します。まずは、虫歯が痛くなるのは嫌だから歯医者さんは怖いけど、勇気を出して行くことにします。
2回目は、歯医者さんに行く途中でおおかみさんと遭遇した時です。おおかみさんは怖いけど、思いもよらない言葉を勇気を出して言うのです。この言葉には、ビックリしてしまいました。(笑)
そして、その言葉が歯医者さんへ行くきっかけになるとは!気になりますよね。(笑)勇気を出すと物事は良い方に向かい、怖いと思っていたものが実は楽しくなることを教えてくれる一冊なのかもしれません。
15. だるまのマーくんとはいたのおばけ
作:小沢 正
絵:片山 健
出版社:ポプラ社
だるまのマーくんは、森へおばけ退治に行きました。木の間からでてきたのは、歯いたのおばけ。マーくんとおばけのドタバタ一騎打ち!
だるまのマーくんがおばけを退治するために、あることを思いつきます。
このあることが、この勝負どっちが勝ったの?と。
私は、読み終わった後このオチに笑ってしまいました。このオチは深いところをついています。結構考えさせられますよ。背表紙の絵がそれを物語っているようないないような。。
イラストが可愛く、話がコミカルなので子供にウケルと思います。
16. たっちゃんむしばだね
作/絵:わかやまけん
出版社:こぐま社
お菓子の大好きなたっちゃんに虫歯が! 歯医者さんで歯をコツコツされたたっちゃんは、驚いて口を閉じてどうしても治療をさせません。すると夜に歯が痛み出して…。「こぐまちゃんえほん」シリーズの作者が、子どもの日常に起きるドラマを描きます。76年刊の改訂新版。
虫歯を見つけたたっちゃんは歯医者さんへ。治療のコツコツに驚いてぎゅーと口を閉じてしまったので、歯医者さんは断念してくれました。たっちゃんは、その夜お菓子食べまくって歯がズキズキと痛み出してしまいました。これは大変!勇気をだして歯医者さんへ行くたっちゃん。たっちゃんはコツコツよりもズキズキが我慢できなかったようです。さて、治療は終わったでしょうか?
「こぐまちゃんえほん」の作者のわかやまさんのサービス?なのか、絵本の中にこぐまちゃん、わたしのワンピースのうさぎちゃんが登場してくてます♪わかやまさんの絵は本当に素敵です。優しくて品があって、表情が豊かです。たっちゃんの気持ちに寄り添えます。私のお気に入りは手です。とってもお上品な手の所作がたまりません。
17. たかちゃんの ぼくのは、はえるかな?
作/絵: さこ ももみ
出版社:佼成出版社
「上の歯が抜けたら、縁の下に投げるといい。りっぱな歯がはえてくるぞ」おじいちゃんの言葉に、たかちゃんはびっくり。大きな勘違いをしてしまいました。好奇心いっぱいのたかちゃんが騒動を巻き起こす、ほのぼの家族絵本。『たかちゃんの ぼく、かぜひきたいな』に続き、たかちゃんが今回も笑わせてくれます。
お姉ちゃんの歯が抜けしました。たかちゃんにとって人生初の出来事です。たかちゃんの歯に対する勘違いがとっても可愛らしい!あかちゃんのお口を見て「おかあさん!あかちゃんなのに、もう歯が抜けてたよ!」と言ってみたり。たかちゃんがおじいちゃんに抜けた歯について教えてもらってからの勘違いは最高です。
子供のその純粋な純真な面白さが羨ましい。笑いながら読める楽しい一冊です!
18. ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく
作/絵:ウィリアム・スタイグ
訳:木坂 涼
出版社:らんか社
ねずみのソト先生は腕のいい歯医者さん。助手はおくさんのデボラさんです。二人はアフリカへゾウの虫歯を治しに出かけました。ところが、二人が一生懸命治療をしている途中で、ソト先生はさらわれてしまいます。
「歯いしゃのチューせんせい」の続編のようです。名前がソト先生になっているのは、出版社、訳者が変わられているようだからみたいです。原作のタイトルが「DOCTOR DE SOTO」。
前作から4年後。チュー先生改めソト先生の名医っぷりは世界で評判になっていました。アフリカから歯の治療の依頼が入ります。ソト先生は奥さんと海外に行ける!と大喜び♪二日後には船の上。旅を楽しみます。
アフリカに到着して、虫歯の痛みに苦しむゾウのムダンボのところへ。
ムダンボの歯の治療が始まるのですが、なんとソト先生がさらわれてしまった!これには驚きです。全く関係のない方向へと話が進んでいきます。ムダンボの虫歯はどうなってしまうの?ハラハラ、ドキドキの展開に。
前作同様、歯の治療は仲良しの奥さんと二人力を合わせて作業をしています。本当にこのご夫婦は仲良しさんです。今回の作品は夫婦愛のお話のような気もします。
19. えんまのはいしゃ
作:くすのき しげのり
絵:二見 正直
出版社:偕成社
「将棋ばかりして怠けていたな!」いいかげんな治療をたしなむえんま様と「私は天下一のはいしゃ」とほらふき歯医者さんの痛くて笑っちゃう絵本です。表紙の絵が、えんま様の前歯に虫歯、両手にはあんこたっぷりのどら焼き。裏表紙の絵は、えんま様と将棋をさす歯医者さん。
どんな物語なの?
いい加減?な歯医者さんはえんま様から生きている時の患者さんを痛い目にあわせたとたしなめられます。しかし、歯医者さんはそんなことはありませんと全否定‼
ここからがえんま様+鬼たちと歯医者さんとの勝負?の始めりです。悪知恵を働かし、鬼たちを追い込む歯医者さん。痛みをこらえる鬼たち。まんまとえんま様までその悪知恵に。この痛みをこらえる鬼たち、えんま様の形相、震えあがる様の絵がずばぬけてます。こちらまで痛くなりそうだけど笑えます。歯医者さんのすっとぼけた感じも笑えます。
最後はどうなるの?これでは納得いかないかも?と思ったけれど、きちんとハミガキしたくなるようになっていますから面白いです。
20. ハブラシくん
作/絵:岡田 よしたか
出版社:ひかりのくに
持ち主のさとしくんが歯みがきをさぼるので、家を飛び出したハブラシくん。「たまには歯みがき粉以外のもんも、のせてみたいなあ」と、まったりした旅が始まります。ハブラシくんが歯みがきの手順を教えてくれるおまけページ付き。
まったりした旅のはじまりは、ソフトクリームにペロペロキャンディーetc
どれも虫歯になりそうな甘いものばかりをのせて食べていきます。寝ている猫に出会えばハブラシの毛を伸ばして、いたずらしちゃうから猫が怒り出し逃げ切るハブラシくん。逃げた先で知り合ったお鍋さんとのやりとりは心温まります。旅の終わりはさとしくんと再会です。
どこで再会したのでしょうか?この再会場所はかなり重要ですよ。(笑)
ヒントは旅のはじまりの甘いものです。
関西弁の岡田よしたかワールド炸裂のこの絵本は本当にユーモアたっぷりのユニークなお話です。自分が普段使っているハブラシも、もしや旅に??巻末の歯みがきの手順も子どもと一緒に楽しめそうです♪
21. はみがきシュッシュッ
作/絵:つちだ よしはる
出版社:リーブル
ももちゃんとはなちゃんとくまくんは、お菓子が大好き。ももちゃんとはなちゃんは、食べたらすぐ歯をみがきます。でも、くまくんは・・・。
作者のつちださんには双子の娘、ももちゃん・はなちゃんとお兄ちゃん
の3人のお子さんががいらっしゃいます。その暮らしからうまれた絵本シリーズの一冊で、登場するくまくんがそのお兄ちゃんだそうです♪
ももちゃん、はなちゃん、くまくん、みんな食べるの大好き!お菓子も大好き!でも、くまくんだけハミガキしません。だから、虫歯になってしまいました。歯医者さんに行って治療して直してもらってこれからは、きちんとハミガキするよ!というお話。
シンプルな物語ですが、絵が温かなやさしさに溢れているので物語に奥行きがあります。この3人の仲良しなところがとても伝わってきます。だから読んでて優しい気持ちになれます。子どもには、ぴったりな絵本だ思います。
22. はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!
作/絵:くぼまちこ
出版社:アリス館
歯磨きがきらいなたっくん。でも、はみがきれっしゃがやってくれば、どんな子の口もあーんと開きます。前の歯についた人参、奥の歯にはさまったお肉、つぎつぎきれいにしていきます。歯への興味も深めます。
乗り物好きな子どもでなくてもワクワクする歯みがきのお話だと思います。お口の中でまえのは駅→おくのは駅と各駅停車で「しゅっ!」「しゅっ!」とお口の中の汚れをとってくれます。お口の中は暗いからライトも点灯してくれます。完璧な車掌さんです。
私のハブラシも是非ともはみがきれっしゃになってもらいたい(笑)
お子さんとハブラシする時に一緒に
しゅっぱつしんこう!まえのは駅到着!汚れを点検!ライトオン!
なんて楽しくハミガキできそうですよ♪
23. はれときどきこぶた
~すなぶた・たまごぶた・はみがきぶた~
作/絵:矢玉 四郎
出版社:小学館
公園の砂場から、台所のたまごの中から、歯磨きのチューブから、突然出てくるかわいいこぶたたち。主人公たまちゃんはぶたを見つける名人で不思議なこぶたのふれあいを描いたほのぼのユーモア絵本です。
「はみがきぶた」では、はみがきのチューブをにぎるとぶたちゃんが、ぷりぷりっとでてきます。そしてたまちゃんのハブラシに飛び乗りお口の中を掃除しはじめました。ごしごししゅっしゅっと。たまちゃん楽しそうです。ぐつぐつぺーっとうがいでぶたちゃんとお別れです。
いつものハミガキよりも上手に磨けたようです。そんな上機嫌のたまちゃんの後にお兄ちゃんがハミガキしにやってきました。お兄ちゃんはぶたちゃんに会えるかな??夢のない人には見えないぶたちゃんです!
たまちゃんの様にハミガキの度にぶたちゃんと会えたら楽しい時間になりそうですね。他のすなぶた、たまごぶたも必読です!私もすなぶたと遊びたいなぁ~
24. ハーピカせんにん
作/絵: 田中六大
出版社: 講談社
おまんじゅうが大好きなましろちゃん。むしばだいまおうが作ったムシバニナールまんじゅうを食べてしまって、お口の中の歯が、ぜんぶ虫歯になりそう!大ピンチ!そこへやってきたハーピカせんにんがくりだした技は……?
田中六大ワールド爆発です♬ひとつひとつがおちゃらけてて面白い!でも、歯の大切さをきちんと伝えてくれています。いやいや、歯の大切さだけではありません。思いやりという心も教えてくれています。
「心・技・体・歯」なのです。
「ハーピッカフラッシュ!」ピカーン!
主人公のましろちゃんと一緒に成長できる一冊です。
25. こまった虫歯
作/絵: 長田真作
出版社: 高陵社書店
平成生まれの奇才、長田真作が放つ、奇想天外が絵本!
あるとき、ソフトクリームをを食べていると、突然下あごに激痛が走った。
虫歯である。
虫歯の歯には虫歯菌が。
ところが、その虫歯菌の歯にも虫歯が……
はたして結末は…
虫歯になってしまった虫歯の歯の中の虫歯菌も虫歯になってしまって、その 虫歯の歯の中の虫歯菌が!
マトリョーシカのような奇抜な発想恐れ入りました!
虫歯は虫歯菌だって、やっぱり痛い
そして、やっぱり歯医者へ行く(笑)
因果応報?情けは人の為ならず?
ぐるっと一周しちゃう深いお話でした。
絵がダイナミックで紙面をはみ出す構図は私好み。
大人が好む絵本かもしれないけれど、この感性最高です‼
26. りゅうじんさまは歯がいたい
作/絵: 関屋敏隆
出版社: ポプラ社
カッパのふるさと、おこん川は、近ごろひでりつづきでみんな大よわり。雨をふらせてくれるりゅうじんさまは、どうしたんだろう?
龍神様は雨・水力をつかさどる神様。
そんな神様が虫歯が痛くて大事な雨を降らすことができなくなってしまったなんて!大事件です。
そこへお医者さんになった河童の伝助が帰ってきます。この大事件を解決するために、伝助は河童の秘薬「ごんごーる」を持って龍神様のもとへと向かいます。
この先は読んでのお楽しみ♬
虫歯は命の源である水がなくなるほど重大で深刻な事なんですよっ。
歯の大切さを水の大切さに例えた絵本だと思います。
関屋敏隆さんは型染版画家です。大胆で力強い切り絵は温かみがあります。
27. むしばあちゃん
作:苅田澄子
絵:おかべりか
出版社:佼成出版社
・出版社からの内容紹介・
みんなの口の中には「むしばあちゃん」がいる。みんなが寝ている間に、歯をピカピカに掃除してくれるんだ。
でも、お菓子ばかり食べて、ちゃんと歯みがきしないと、「あばれむしばあちゃん」に変身するぞ! そうすると、虫歯がどんどん痛み出して、こわーい歯医者さんに連れて行かれるんだ。
だからむしばあちゃんを怒らせないように、ちゃんと歯みがきしようね……。「歯は一生の友だち」と実感できる、楽しくてためになる絵本です。
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少しぐらい歯磨きをさぼっても「むしばあちゃん」が掃除してくれます。
でもそれは程ほどです。
「むしばあちゃん」だって限界があるのです。
堪忍袋の緒が切れた「あばれむしばあちゃん」は怖いけどカッコいいです。
豹変した姿「あばれむしばあちゃん」がファンキーなので必見です。
主人公のまおちゃんの歯磨きせずにいる歯の汚れ具合や
痛くて泣き叫ぶまそちゃんの顔も必見です。
まおちゃんが成長してもずっと変わらず「むしばあちゃん」は歯を守ってくれています。
まさに 「むしばあちゃん」 は一生の友だちです。
お話と絵、お二方のセンスが組み合わさって面白があっちこっちに溢れているので楽しみながら笑いながら
友だちを大事にするように歯も大事にしようと感じることの絵本です。
28. ゆっくとすっく しあげにはみがきもういっかい
作:たかてら かよ
絵:さこ ももみ
出版社:ひかりのくに
・出版社からの内容紹介・
しあげのはみがきから逃げてきたゆっくとすっく。
たいへん!! 歯にはまだ汚れが残っています。
ぺろり・ふわり・くるりが磨いてあげようとしますが、やっぱりいや!すると…。
しあげはみがきの大切さを伝える絵本。
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自分でハミガキをした後にママや友達たちから仕上げ磨きをしよう!と言われて逃げていく気持ちはわかります。
ひとりで頑張って出来るようなったのにという自負はあるしね。
でもまだ汚れは残っている。虫歯になっちゃうよ。
ゆっくとすっくは逃げる→逃げる→逃げる→→→その先に待っていたものは??
逃げていたものよりもその先の大切さに気付き、ふたりは成長します。
文章のリズム、イラストのかわいらしさがふたりの成長と友情の物語を楽しく読み進めさせてくれます。
私は最後のページに入り込んで一緒に「うん!うん!」と言いたくなりました。
29. ハミガキクエスト
作:山岡ひかる
出版社:くもん出版
・出版社からの内容紹介・
ゲーム感覚で、毎日のハミガキがワクワクする時間に変わる、おはなしハミガキ絵本。
ハミガキ勇者ハミーと、歯磨き粉ドラゴンのフーは、世界の平和を守るため、モンスター退治の旅に出る!
「ビルビル コチョコチョ オクチアーン」と呪文をとなえて、謎の洞窟に入ったふたり。前歯の谷で、食べかすのポテチモンスターと遭遇し、バトルスタート!ふたりは敵と戦い、レベルアップしながら、さらに闇の深い奥歯の谷に進んでいきます。そこには強敵・チョコレートモンスターが。いよいよ出るか、ハミーの得意技!
ハミガキの時間が、ワクワクどきどきのモンスター退治に変わる、ハミガキ絵本です。
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ゲームをしない私ですが「ハミガキクエスト」に似たゲームの名前は知っていたので面白そうだなあと読んでみたくなりました。
ページをめくると可愛い貼り絵にファミコン風のドット文字、キャラクターのパラメーターもあるのでピコピコと電子音が聞こえてきそう。
タイトル通り、勇者と仲間は協力し合い、ハミガキでお口の平和を守るためにクエスト(バトル)を乗り越えていくのはワクワクしました。こんな技を!そんな呪文を!大きい声で呪文を唱え、最後には「クリア」なんて言い合ったら楽しそう♪
この絵本を読み終わった後にハミガキしたら子どもは勇者になって、あれこれと空想を巡らせ最後にピカピカの歯を見せながらニヤリとしてくれるかも⁉
ハミガキ戦士が誕生するかもしれない絵本だと思いました。
30. もうすぐぬけそうぐらぐらのは
作・絵:ディー・シュルマン
出版社:フレーベル館
・出版社からの内容紹介・
まわりのともだちは、歯が抜けはじめたのに、わたしはまだ…。子どものどきどきやよろこびが新鮮に描かれた楽しい絵本です。
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外国の絵本です。原題はKatie's special tooth
外国では抜けた歯を枕の下に置いて寝ると歯の妖精が来てプレゼントを置いていくという風習があります。日本では下の歯は屋根に、上の歯は軒下に投げますよね。
文化の違いで抜けた時の風習は色々ですが、歯が抜ける時の子どものすることは一緒!そんな子どもの様子を会話を吹き出しに表情は豊かに、とても活き活きと表現されています。
ぐらぐらした歯が抜けて歯の妖精さんまでの一日をハラハラドキドキしながら読み進められます。
ぜひ、これから歯が抜けるお子さんがいたら読んでほしい一冊です。歯が抜けるのが楽しみなること間違いなしです。
31. あっちゃんとむしばきんおう
作:こわせたまみ
絵:わたなべあきお
出版社:佼成出版社
・出版社からの内容紹介・
あっちゃんは、あまいものが大すきです。公園で出あったおじさんにさそわれ、ねこのドラとおかしがいっぱいある家にいきますが…。
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あっちゃんは甘いものが大好きだけどハミガキは大嫌い。明日は歯の検査だけどやりたい放題で甘いもの食べまくりです。
そんなあっちゃんは公園で出会った知らないおじさんの家に付いていってしまいます。
あっちゃーーーんついていかないで~。ハラハラします。
おじさんの家はお菓子がいっぱいであっちゃんは大喜びです。私の心配をよそに(笑)心配は的中し、あっちゃんが困ってゆきます。さー大変です。そこに、あっちゃんの飼い猫のドラがあらわれて...。
あっちゃんは助かるのか?歯の検査は大丈夫なのか?結末は読んでのお楽しみです♪
あっちゃんの表情がとても豊かでリアルなのでグイグイ引き込まれます。
甘いものが大好きなだけどハミガキが大嫌いな子どもは、この本を読んだら「ハミガキするね」となりそうですよ。
32. デンタウン
作:中垣ゆたか
出版社:世界文化社
・出版社からの内容紹介・
口内で作られた虫歯の街「デンタウン」。デンタウンの成立から消失までを描く、虫歯建築一大スペクタクル!
◎従来の歯みがき絵本とは一線を画する、虫歯から見た壮大な都市建設ストーリー。
◎日本小児歯科学会 認定医・外木徳子氏監修、「歯のみがき方」「歯ブラシの選び方・持ち方」解説付き!
真っ白な大地に降り立った、ある一組の家族。「ここに、まちを つくろう! 」家族が掘り進めた土地は、“家"となり、やがて大きな"まち"となります。その"まち"は、実は私たちの体のある一部だったのです……。
密な作風が大人気の絵本作家・中垣ゆたかによる、口内で作られた街「デンタウン」の成立から消失までを描く、建築一大スペクタクル!読み終わった後は、歯ブラシを手にしたくなる……かも! ?
「デンタウンができたら大変! 」と、楽しく虫歯予防への関心も高められる一冊。3・4・5歳ぐらい~小学校低学年
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いち家族があたしい大地を踏みしめ、ここを開拓し街をつくる。困難を乗り越え知恵を絞り、皆で協力し出来上がったそこは自分たちの夢を叶えた楽園。その楽園の噂は広まり、たくさんの人が集まり街が出来上がっていく。
こうやって人が集まり街は成長していくのか!とワクワクするけれど、実はお口の中。自分の口の中でも同じ様に虫歯が拡大してるかもしれないと思ったら空恐ろしい。
中垣ゆたかさんの作り上げる街の絵ががとても楽しそうです。娯楽がいっぱいで住みやすそうなのでちょっと暮らしてみたくなります。緻密に描かれているのでまるで宝探しをしている気分で夢中になれます。
虫歯さんたちの街楽しそう、と不思議な気持ちになる絵本ですが、虫歯たちはお口のなかをこんな風に侵略してると思うとハミガキしなくちゃって思うと思います。
33. むしばくん だいすき?
作:七尾 純
絵:今井弓子
出版社:あかね書房
・出版社からの内容紹介・
どんなとき虫歯菌は仲良しになりたがるのだろう。虫歯菌をはびこらせないための、正しい歯みがきを教えます。
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虫歯側からの視点の物語です。虫歯の生態を教えてくれます。
お口の中で「むしばくん」は虫歯を作るために仲間と協力して真面目に働きます。どんな状況も試行錯誤して楽しく目的を達成していきます。主人公のたっちゃんのお口の中はその目的達成に持って来いの環境です。そして「むしばくん」は一番の楽しみを手に入れることになります。
その一番の楽しみと最後の「むしばくん」からの言葉にかなりぞくっとします。私もきちんと歯を磨かなきゃと思った程です。「むしばくん」を絶対思い通りにさせたくないぞって。ぜひハミガキ嫌いなお子さんに!
虫歯側にたつと、真面目でチームワークも良く適応能力も高いので一緒に仕事をしたら有能なので働きやすいだろうなと思ってしまった。しかし虫歯にはなりたくない。
34. むしばきんがやってきた
作・絵:わたなべあきお
出版社:アリス館
・出版社からの内容紹介・
この絵本は、ひとりの子どもの行動と、その子の口の中でおこる変化を対応させながら、むし歯のできかたについてやさしく書かれています。
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たあくんのお口の中に潜む、むしばきんとのお話です。たあくんの動きに対して、むしばきんの気持ちが同時進行で見開きになっています。たあくんがこうすると、むしばきんはこう思うみたいになっているので、たあくん側とむしばきん側の両方の気持ちを見比べることができます。時々むしばきんが、たあくんの気持ちを代弁してくれいる?みたいなところもあって面白いです。
虫歯になってしまう過程を身近に感じることができるので読みやすいし分かりやすいです。
35. わらってよカバのはいしゃさん
作:さくらともこ
絵:そのやすじ
出版社:岩崎書店
・出版社からの内容紹介・
このごろこわい顔して愛想のよくないカバの歯医者さん。患者さんは歯がいたいけど、カバさんはこわい顔。どうしたのでしょう。
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怖い顔したカバの歯医者さんはある事情をかかえています。(笑えないほどです)誰にも相談できず色んな解決方法を考えます。(これはツッコミどころ満載で笑ってしまいました)試してみるけれど一つもうまくいきません。困りました。カバさんは勇気をだしてある行動にでます。思いもよらない出来事が待っています。(笑えないけど笑えます)
最後に笑ってくれたかな?
怖い顔よりやっぱり笑った顔がいいですね。
36. ゆかしたの ワニ
作:ねじめ 正一
絵:コマツ シンヤ
出版社:福音館書店
・出版社からの内容紹介・
僕の家の床下にはワニがいる。僕は夜になると大きな歯ブラシを持って、ワニの歯磨きをしに降りてゆく。床下のワニは巨大で、大きく開けた口はまるで洞窟のよう。奥歯を磨くときはワニの口の中に入らないといけないけれど、危なくなっても七つ道具があるから大丈夫。
詩人・作家のねじめ正一さんによる、ちょっとスリリングで不思議な世界を、漫画家・イラストレーターのコマツシンヤさんが緻密かつ遊び心溢れる絵で描きました。
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どうして床下にワニがいるの?なんてことは考えず小さい僕と巨大なワニのハミガキタイムを楽しみましょう。僕の持つ七つ防具はきっと試行錯誤して辿り着いたベストなものなんだろうな。二人の間に会話なんてものは必要なく僕は上手に歯を磨く。ぜひ僕の無駄にない動きとワニの表情をみてもらいたい。息ぴったりな二人を。
ひょっとすると、自分の歯を磨く時も自分のお口であって実はワニのお口かもと思ってハミガキという名の冒険をしたらハミガキが楽しくなるかも。
そんな気持ちにさせてくれる一冊です。コマツシンヤさんの絵がたまらなくワクワクさせてくれます。
37. むしばがいたいヤンダヤンダ
作:おのりえん
絵:国松エリカ
出版社:偕成社
・出版社からの内容紹介・
お姉さんかばのヒッポ・ヒッポ・ルーが弟たちにクッキーを焼きましたが、ヤンダヤンダだけ食べません。虫歯が痛いらしいのです。
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虫歯のせいで自分だけがクッキーを食べれないヤンダヤンダは「はいしゃさんなんか行かないよっ!」と捨て台詞を吐き、卑怯な手を使いみんなを困らせます。ヤンダヤンダの勢いを止まりません。それを止めたのは、さすがのお姉さんカバのヒッポ・ヒッポ・ルー。お見事!
ヤンダヤンダは最後までわがまま放題なんだけど憎めないキャラクターなので読んでて楽しいです。国松エリカさんのカラフルでPOPな絵がそう思わせてくれるのだと思います。
ヤンダヤンダはクッキー食べたかな?読んでのお楽しみです。
【 歯についてのサイト 】
・日本歯科医師会
http://www.jda.or.jp/
・日本小児歯科学会
http://www.jspd.or.jp/index.html